30歳中堅サラリーマンが投資を始めるブログ

会社での昇進を諦めた会社員が副業でお金を儲けようとする日記

【関西】資産運用EXPOに行ってきた話 〜Day2〜

9月10日〜12日までインテックス大阪で開催されている資産運用EXPO!

 

本日は2日目でございました!

www.am-kansai.jp

 

2日目に参加したセミナーはこちら!

 

本日もそれぞれのセミナーの内容をご紹介します!

 

1.2020年の経済動向と 投資トレンド

こちらの公演は、「脱力タイムズ」などの番組でお馴染みの岸 博幸氏の講演でした。

www.kouenirai.com

岸氏は主に菅政権による今後の政治についてや、コロナ対応、大阪都構想についての公演でした。

先日の森永氏の講演と同様、テレビでは聞けない過激なことも聞けたので大満足でした。

菅政権誕生について

来週に、長きにわたって続いた安倍政権が終わり、菅政権が誕生する。

安倍政権では外交や安保面での対応が優れていたが、目玉政策であるアベノミクスを間ついすることができなかった。

アベノミクスについては、金融緩和、財政出動の2本の矢までは実施したが、最後の政策である規制緩和ができなかった。

理由は、安倍総理の優しさや人柄の良さで、既得権益を守りたい自民党の体質の中で、最後の規制緩和に手をつけることができなかった。

一方菅氏は役人を恫喝できる人である。

そのため、菅氏が総理になることで、アベノミクスが完成形に近づく可能性がある。

一方、総理一人ではなかなか政策を進めることが難しいため、各省庁を統括する大臣に、何人の改革派を着かせることができるのかに注目していきたい。

政府のコロナ対応について

現在コロナの影響で、日本の経済はボロボロだが、このような状態になった理由は大きく2つある。

1つは厚生労働省の後手後手の対応である。

厚生労働省は後手で対応するDNAが染み付いている。

そのためPCR検査の拡大も遅れた。

安倍総理はその後手後手の対応がまずいと思いながらも、優しさや人の良さから、厚生労働省に対して強くいうことができなかった。

もう1つはメディアである。

各メディアは視聴率のために、毎日感染者数を報道し続け、いまだに続いている。

ある程度状況がわかってきた中で、感染者数を大きく取り上げる必要はないが、毎日取り上げることで視聴率は上がる。

一方で国民はコロナに対して必要以上に恐怖し続け、結果経済活動がストップしてしまった。

 

コロナの影響が世間に影響を与え始めて半年、若者は死なないということがわかってきたので、気をつけながらではあるものの、経済を回す必要がある。

この状況においての菅政権の誕生が好影響を与える可能性がある。

まずは、経済を回すためにお金をばら撒く必要がある。

お金をばら撒くことは財務省が嫌がるため、やさしい安倍総理財務省に強く言えず、10万円を配ることが精一杯であった。

しかし、恫喝できる菅氏であれば、財務省に強く言える可能性がある。

そして、菅政権の総裁選に注目が集まっている今、ようやく感染者数の報道が下火になってきた。

こうすることで国民の意識からコロナの恐怖が薄れていく可能性がある。

さらに、ここから解散総選挙うが続けば、メディアはコロナよりも選挙に注目する可能性が大きく、しばらくの間報道からコロナが薄れることが予想される。

今後の投資戦略について

海外では菅氏が改革派と知られており、海外投資家の中で期待感が高まっており、すでに株価に影響を与え始めている。

しかし、日本の未来が明るいとは言えない。

今年のコロナ対策による財政出動により日本の借金は増加した。

短期的には財政出動をする必要があったのだが、長期的には増税されることは必然である。

また、今回のコロナ対策含め社会保障や年金を管轄しているのが後手後手対応をする厚生労働省(講演では「クソの厚労省」と仰っておりました)であるため、増税されても社会保障等には回されず、国民の負担が増える一方であることが予想される。

さらに社会保障が充実しないことで少子化がさらに進み、その影響で一人あたりに対しての税の割り当てがさらに増えることが予想される。

そのため、自身を守るために投資をしっかりすることが重要である。

 

資産運用は当たり前であるが、あえて言いたい2つの大原則がある。

あえてこのことを言う理由は、現在の日経平均があまりにもかかすぎる。

高くなっている理由は世界的な金融緩和でお金が余っていることと、コロナ禍で時間のできた投資初心者の参入である。

しかし、このような状況においては株価は大きく動きやすい。

そのため、値動きが激しく、博打になりやすい。

そのため、短期的に見ると損するような価格変動が発生する可能性が高いが、上記の原則を守り、長期的に見ることが重要である。

長期的に見れば市場は成長し続けているので、毎年3%の年利であれば達成可能である。

年利3%あれば複利効果で20年で資産は倍になる。

アインシュタイン複利について語っている。

アインシュタインは物理学的に小さな影響でも、その影響が続くといずれ大きな影響となると言う形で表現したが、これを経済に当てはめると、小さな利益も長い年月をかけて大きな利益になると言い換えることができる。

そして、この複利効果を得るには分散投資をしっかりすることが重要である。

投資のもう1つの大原則

投資における2つの大原則に加えてもう一つの大原則がある。

それは、情報を集めすぎないこと。

現在インターネットが普及し、調べればすぐに情報が出てくる。

しかし、インターネットに溢れいている情報の5割が間違っている。

人間の脳は困ったちゃんであり、情報を集めすぎると、情報をインプットすることに力を使いすぎて、自分で考えることをやめてします。

そして、最終的にインプットした情報を自分で判断した情報と脳が勘違いしてしまうことがよくある。

そのため、インターネットにある間違った情報でも、正しいと勘違いしてしまう可能性がある。

しかし、自身の大切なお金を投資することは大事なことであり、自分でしっかり考える必要がある。

そのため、自身の信用できる2〜3の情報ソースを見つけ、それ以外からは情報を仕入れないことをおすすめする。

不動産と大阪都構想について

大都市圏のポテンシャルはまだまだ大きく、菅政権の元規制緩和が進めば、外国人・外国企業も働きたいと思っている。

大事なのは立地である。

立地という希少価値を探すことで、まだまだ投資の価値があると考える。

人口減少で今後右肩下がりも予想されているが、外国人の影響等も考えると、そこまで気にする必要なないと考える。

 

また、大都市圏より大阪のポテンシャルはさらに大きいと考えている。

東京などに比べ政治家がまともで、規制緩和が進んでいる。

さらに、外国人からすれば東京も大阪も変わらないため、より規制緩和が進んでいる地域に進出することが予想される。

大阪都構想については実施すべきである。

世界を見ても270万にもの人口を一人の長で管理している都市は珍しい。

世界を見れば数十万人の地域がうまくいっている。

さらに、大阪は狭い市の中でも、地域ごとの特色が異なっており、特別区に分割することで区長が地域ごとの特色を理解し、特色を生かして観光業を成長させていけることが予想される。

感想

森永氏と同様、かなり過激な話が出ていたが、共通していたことが、

  • 日本のコロナ対策は失敗した。
  • 日経の株価は高すぎる。
  • 日本の未来は明るくない。

の3点である。

このような話を聞くと、すごく日本に住んでいること自体がリスクなのでは?と思ってしまいました。。。

2.「入門」お金持ち投資家の思考法

こちらは、金融教育研究所の佐々木裕平氏の公演でした。

www.kouenirai.com

こちらのセミナーは学校で授業を受けているような感覚で聞くことができました。

入門編ということで分かりやすい内容でしたので、紹介します。

多くの人のお金に対する思考

お金を儲ける簡単なルール。

それは安く買って高く売ること。

わかっているはずなのに、投資の世界になると賢い大人が高く買って安く売るということが発生してします。

 

例えば次のような問題がある。

10万円を投資すると半々の確率で
2万円の値上がり益か
1万円の値下がり損の
いずれかが発生するとします。
あなたならどうしますか。

 この問題に対して実に80%の人が投資をしたくないと回答します。

しかし、冷静に計算してみると、期待値は+5,000円のため、買う方がお得である。

しかし、人間は1万円の損に恐怖指定しまう性質がある。

これをプロスペクト理論※と言う。

※人は手に入れること(利得)より、失う(損失)ことを過大に評価しがちで、そのため最適解を求めるよりも、損失を回避するための行動をとりやすい。

そのため、どんな人でも下がった株価に対してさらに値下がりしてしまうことに恐怖してしまい、長期で見れば値上がりする可能性があっても安く売ってしまうのである。

いくつかの法則について

大数の法則

サイコロの出る目は独立しランダムだが、回数を増やすと1〜6の出目がそれぞれ1/6の確率に収束する。

標準偏差

サイコロを6回振って出目の平均は3.5に近い値が多くなる。

もちろん平均1や平均6となる可能性もあるが、そのような可能性は極めて低い。

 

これらを投資に当てはめると、毎日の株価の価格変動は完全にランダムであるが、毎日続けるとある値に収斂する。

つまり、毎日に一喜一憂するのではなく、長期的な投資が必要であると言える。

 

ちなみに収斂するとある値は、理論上投資家が期待するリターンと等しくなる。

全世界株式群を20年間保有した場合、投資収益率は2〜8%となる。

(なぜ投資家が期待するリターンに向けて収斂するのかの説明はなかったです。)

 

投資のやり方

人間はプロスペクト理論より、損失回避的なのでハイリスク・ハイリターンの株式を避けがちである。

しかし、株式の長期保有・つみたて投資をするとリターンがプラスに収斂されやすい。

つまり、資産運用を効率的よく進めるなら、ハイリスク・ハイリターンの株式が重要である。

 

株式投資でハイリスクを避けるためには、分散投資が必要である。

分散投資をすることによりリターンは下がるが、リスクはよりも大きく減少する。

この効果をポートフォリオ効果という。

 

一番良いポートフォリオ(株式や金融商品を持つ比率)はどのようなものか。

それは、市場平均(インデックス)と安全資産である預金や国債である。

ただし、比率は個人で見つけて欲しい。

 

買うべき商品と運用方法について

最も良い資産は全世界株式の市場平均、つまり各証券会社で購入できる全世界株式インデックス型投資信託である。

 

買うべき商品は上記であるが運用方法はどうすれば良いか?

ここで2つの問題がある。

社長からボーナスがもらえることになった。

あなたならどちらを選ぶ。
A 80万円を確実にもらう
B ジャンケンに買ったら100万円、負けたら0円

この問題では、多くの人が確実性であるAを選ぶ。

次の問題はどうだろうか?

社長のお気に入りのツボを割ってしまった
A 80万円を確実に払う
B ジャンケンに負けたら100万円払う、勝ったら一円も払わなくて良い

 この問題では、多くの人がギャンブル型であるBを選ぶ。

しかし、株式の運用においては、本来Aを選ぶべきである。

多くの人にとって良い投資方法は「何もしないこと」である。

これは投資をしないということではなく、同じことを続ける・途中でルールを変えないということである。

理由は平均回帰性という性質であり、株価はランダムで動くが、リターンは平均値に回帰しやすい。

リターンは投資家が期待する値に収斂するため、長期で保有すれば、年率数%の利益は得ることができるはずである。

まとめ

効用(しあわせ)は持っている量(お金)と反比例する。
しあわせの価格は年収換算で700万円ほどと言われている。
そのため、あまり儲けすぎても効用は高くないので、年率数%程度でも十分人はしあわせになれるのではないかと考えている。

セミナーの内容をまとめると以下の通りである。

  • 損失回避性:人は利得よりそんしつのほうが2倍嫌
  • リスクと期待リターンと株式の重要性
  • 徹底的な分散投資=市場平均(インデックス)
  • 利得には確実性 損失にリスク追求的に
  • 参照点依存症には誰でもかかりやすいので「安い・高い」がわからなくなりがち
  • 未来のニュースがランダムだから、株価もランダム・ウォーカーになる
  • 運用は「何もしない」ことで自然とリターンが期待リターン周辺に収斂されやすくなっていく
  • 長期投資成功へのポイント「平均回帰性」
  • つまり多くの人にとって「長期保有または長期積立」が資産運用の成功の可能性を高める鍵を握る

感想

話している内容は違えど、結論としては前日のセミナーで講師をされたミアン・サミ氏と同じ話をされているなと思いました。

一方でミアン・サミ氏の方がより実践的な話で、何をすれば良いかがより明確だったのがよかったです。

今までの公演を聞いてきて言えることは、人の意識(損失回避性)を避けるために自動化による長期的な分散投資をしようということですね。

私もこれが正解だと思います。

 

 

いかがだったでしょうか?

2日目はセミナーが一本少なかったので、ブースも見て回ったのですが、怪しい投資が多く面白かったです笑

(椎茸投資、ダーツマシン投資、レンタルバイク投資など)

明日も開催されますので、お時間あれば参加しても良いかもしれません。